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相対主義的音楽観

絶対的な美ってあると思うかい?今ではこれにイエスと答える人もそう多くはないでしょうね。もちろん私もノー派。

美は歴史的文化的にコード化された恣意性の高い基準。現代の音楽観は、美の歴史性、文化性をどのくらいリスペクトするかによって立場が違ってくるかな。

でも、音楽の場合、私たちがリスペクトする歴史や文化が往々にして西洋近代のものだから、リスペクトも気を付けなくてはね。私たちは西洋近代の価値を無自覚に内面化しているから、ぼやぼやしてると自文化中心主義に陥っちゃう。そういうふうに考える私は、そうとう強い「美の相対主義者」かもね。

美の相対主義者の立場から、音楽についてあれこれ語りたいな。

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