i-real proとの出会い
自動伴奏ツールの試行錯誤は、i-real proというソフトウェアとの出会いをきっかけに始まりました。 これは私のジャズライフにとって革命的な出会いでした。 i-real proは、コード進行とリズムパターン、速さを打ち込んだら、思い通りの伴奏をしてくれるソフトです。 ...
音楽表現の一方通行を乗り越えたい
音楽をするとき、自分自身が最大限に表現することが大切だと思うのですが、それが他者の表現を奪うことになっているかもしれない、と感じることがあります。 演者がいろいろな人たちの前に立って演奏、演者の前にいる人たちが演奏を聴いてくれる。多くの場合、それで完結してしまう、というと...
いつか王子様が
灘浜で吹いた曲の中から、著作権切れしている意外な一曲「いつか王子様が」をサンプルに追加しました。この曲はメロディーのつくりもコード進行も、親しめば親しむほど好きになります。ディズニーアニメ「白雪姫」のテーマソングです。子どもと一緒にこのアニメを見ていたブルーベックが、これは...
灘浜で一っ吹き
今日は天気もいいし、とても暖かくなる予報。久しぶりに灘浜で一っ吹きしてこようと思います。お気に入りの演奏スポットです。サックスを吹いていると、たいてい声をかけてくれる人がいて、少し離れたところで聴いてくれている人がいたりします。裏山で吹くのも悪くないけど、やっぱり聴いてくれ...
統制のための音楽/自由な表現のツールとしての音楽
ジャズは子どもには早すぎるのかどうかについて、前回の続きです。 そもそも、日本で一般的に考えられている「子どもにふさわしい音楽」は、音楽そのものの表現力に制約をかけているように感じます。楽譜やCDなどの音源を「そっくりそのまま」が最高の表現力だといったような一般的な音楽的価...
子どもにふさわしい音楽?
ジャズに親しんでいて思うことについて書いてみたくなりました。 「ジャズは難しい」とよく言われます。以前、小さな子どもたちが参加している集まりで、ジャズアレンジした童謡を楽しもうと企てたとき、小さな子どものお母さんから「ジャズは子どもに早すぎる」というようなことを言われたこと...
雅楽に聴きいってしまいました
生まれ持った音楽の普遍文法を下地に、文化からの影響で特定の形態の音楽性が絶対的な基準として固定されていく。その結果、同じ文化を共有している人の間では、「この音楽いいよね」という共感が生まれるが、同じ文化を共有していない人には、訳のわからない音の羅列でしかないということが起こ...
バッキングの作り貯め
サックスやオカリナをひとりで演奏するためのバッキング自動伴奏を、少しずつ作り貯めています。 「スタンダードナンバー」としては、 Shadow of your smile Recado bosa nova My blue heaven 「オリジナル」としては、 ...
西洋近代を内面化した耳
好きなコード進行がいくつかあります。キーはAmで進行する中でいえば、Bdim→E7という流れ、Am→A7→Dmという流れ、Am→Dm→G7→Cmaj7→Fmaj7という流れなど。すごく一般的で、ポップスでもジャズでもよく使われる胸キュン進行です。きっと私だけでなく、多くの人...
相対主義的音楽観
絶対的な美ってあると思うかい?今ではこれにイエスと答える人もそう多くはないでしょうね。もちろん私もノー派。 美は歴史的文化的にコード化された恣意性の高い基準。現代の音楽観は、美の歴史性、文化性をどのくらいリスペクトするかによって立場が違ってくるかな。...